2009 年にアトランタで開催された見本市でその魅力にふれていたJBS は、画期的で前例がない「Glo」の日本語化を決定。「ローカライズする」ことと「日本語版を発売する」ことを前提に、早急に翻訳会社を探すことになりました。
JBS が海外版のソフトを翻訳したのは、「Glo」が初めてではありません。過去にローカライズを担当した翻訳部の主事補、島先克臣氏は、過去の経験から次のように述べています。
「外国語版のソフトをローカライズするプロセスがどれほど大変か、私は身をもって経験しました。ですから「Glo」のローカライズは、すべてをお任せできる会社に依頼したいと考えていました。」
一方、「Glo」プロジェクトの窓口を担当した出版部の主事補、柳澤真氏は、翻訳会社の決定プロセスを以下のように説明します。
「うちのトップはスピードを求めたので、何社にも相談する時間がありませんでした。そこで、インターネットの情報などから絞り込んだ4 社に見積をお願いしました。」
見積を依頼した中には、すでにキリスト教関係の翻訳で実績をもつ会社もありました。しかしJBS は、次のような理由で最終的にトライベクトルに決定しました。
「見積を依頼した会社には、実際に翻訳が必要な文章をトライアルとして訳してもらいましたが4 社のうち最も品質が優秀だったのがトライベクトルさんでした。それなりの予算をかけて長く付き合うことを考えると、気持ちよくやり取りできそうな会社かどうかも重視しました。」(柳澤氏)
「仕事柄、今まで色々な訳文を読んできましたが、トライベクトルさんの訳文は直訳ではなく、日本語として大変自然で読みやすいと感じましたね。本番の仕事でも、最初に提出される翻訳原稿の質が高く、安心してお任せすることができました。」(島先氏)
島先氏が指摘する「第一稿」の品質をトライベクトルではとても重視しており、その考え方とそこに至るまでのプロセスが JBS の期待に十分に応えられたものとして評価されました。