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リーダーとは何か
組織やチームで目標に向かって突き進むときに必要なのがリーダーです。皆さんはそのリーダーとして、リーダーシップを発揮することを想像していることと思います。
では、「リーダー」とはいったい何でしょうか?どういう振る舞いや言動、思考をする人が真のリーダーなのでしょうか?
これらを具体的に考えるにはまずしっかりと言葉の定義をしておくことが大切です。
ドラッカーの「リーダー」の定義
ドラッカーによれば、リーダーとは、
リーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである。
と言っています。
つき従う者(フォロワー)がいれば、それはどんな役職でもポジションであっても「リーダー」と呼べるわけです。
世界の名だたるリーダーと言えば、故スティーブ・ジョブズやジャック・ウェルチ、ハワード・シュルツ、孫正義、稲盛和夫、本田総一郎などなど、挙げればキリがありません。
彼らはさまざまなタイプのリーダーであり、成功を収めたリーダーだと言えます。
皆さんはどんな「リーダー」を目指しているのでしょうか?そしてその「リーダー」は、誰かをモデルにしているのでしょうか、またはオリジナルのイメージをお持ちでしょうか。
そういう想いが強い組織を作り、強い文化・風土を作りあげ、業績の向上にも繋がります。
世界に名だたるリーダーである彼ら全員に共通しているのは、「強いリーダーには、必ず明確なリーダーシップを持っている」いうことです。
リーダーシップとは何か
では、「リーダーシップ」とはどんな定義なのでしょうか。
これもドラッカーによれば、
リーダーシップとは、第一に仕事である、第二に責任である、第三に信頼である。
と述べています。またさらに詳細に説明すると
第一に、リーダーには従う者がいる。
第二に、リーダーシップにとって大事なことは、人気ではなく成果である。第三に、リーダーは目立つ存在であって、他の人たちの模範となるべきものである。
第四に、リーダーシップとは地位、特権、称号、富の類ではなく責任である。
と説明しています。
これらのキーワードをまとめると以下の図のようになります。
もちろん、英語を話せるからリーダーシップがあるということにはなりませんが、少なくとも第一の「仕事」という点において、その仕事をよりスムースに進めるためのツールである英語を駆使し、世界と戦うことはできるのではないでしょうか。
率先して成果を挙げることがリーダーの仕事であり、それがリーダーシップに繋がることであれば、経営トップやエグゼクティブが英語という強力なコミュニケーションツールを駆使して世界に進出することに自然と鼓舞されるスタッフも多いでしょう。
それがまさにドラッカーの言うリーダーであり、トップが必要とされるリーダーシップの資質ではないでしょうか。