ビジネスで英語を話す―この行為はグローバル社会では必須であり、すべてのエグゼクティブに求められていると言っても過言ではありません。
しかし「何となく」で始めた英会話レッスンでは何も成果を得ることはできません。どこまで本気でやるのか、英会話を始める前の心の姿勢が重要です。
目次
「本気で」英語を話したいですか?
「外国語を話したい」という想いは多くの日本人が持っています。特に英語を話したいというニーズは年々強くなる傾向にあります。
それはいったい何故でしょうか?
そもそもどうして英語を話したいと思うのでしょうか?
「本気で英語を話したい」と考えているかどうかは、語学学習において実はとても重要です。
英語学習を始める前に、そこから考えてみたいと思います。
なぜ英語を話したいのですか?
あなたは、なぜ英語を話したいのか、きちんと考えたことはありますか?
- 「みんなが話しているから」
- 「どうしても仕事で必要だから」
- 「だって、カッコイイから」
こんな声が聞こえてきそうです。そしてそれは確かに正しい動機でしょう。
しかしもう少し深く考えてみてください。
- 「みんな」とは誰なのか?
- 自分の周囲は全員英語が話せるのか?
- 本当に仕事で必要としているのか?
- これまでは通訳にお願いしていたのではないのか?
- 英語が話せれば本当にカッコイイのか?
いかがでしょうか?このように考えると英語が話せることは「あなたにとって」どのくらい大切なことなのでしょうか?
なぜこんなことをお聞きするのか。
それは英語の習得に非常に密接に関係しているからです。
目的を明確にし、継続するためのもっとも大きなモチベーションは、「なぜ英語を話すのか」に対しての「意思と理由」がすべてだからです。
経営者やエグゼクティブの英語が大切な理由はひとつしかない
また、別の角度から考えてみたいと思います。
ご存知の通り、すでに現代社会では「英語を話せなくてもビジネスを拡大できる時代は終わった」といっても過言ではありません。
どんなビジネスにおいても今後グローバル化は避けることができません。むしろ、自らが積極的に海外に出て行くことが重要になるでしょう。
つまり、経営者やエグゼクティブが率先してリーダシップを発揮していくことで、この変化の大きい現代の荒波を乗り越えていくことができるのです。
そのための強力な武器のひとつが「英語」であることは間違いありません。
そしてこの武器は、エグゼクティブが扱うことで何倍の効果を持ち始めます。貴社のビジネスを拡大成長させようと思うなら、英語は必須です。
リーダーの真摯な姿にスタッフは感動し積極的な行動をとるからです。
ということは、「自社ビジネス拡大のための英語習得」というのは、あなた自身のためになるだけでなく、組織全体に好影響を与えるのだという結論付けることができます。
そしてもうひとつ、2020年に東京オリンピックを控え、多くの訪日観光客がインバウンドとして来日しています。当然そこにはアジア圏だけでなく、さまざまな国からの人々がやってきます。
そのとき必要になるのは、「言語によるコミュニケーション」です。これがあるのと無いのとでは、ビジネスへの影響度がまったく異なります。
英語を話せるメリットよりも、むしろ話せないデメリットが大きくなるでしょう。
想像してみてください。例えば、貴社とまったく同じ業種のライバルの A 社があるとします。そこに、海外企業 B 社から連絡があったとします。
もしA 社のエグゼクティブは英語を話すことができ、B 社と自分の言葉で話すことができたら・・・
- A 社: トップ自ら英語を話し、積極的なコミュニケーションをとる
- 貴社: 通訳を介したり、スタッフに任せたコミュニケーションをとる
製品やサービスに圧倒的な差があれば別ですが、そうでない場合には、海外企業 B 社はどんなところで違いを見つけるのでしょうか?
答えは言うまでもありません。
「コミュニケーションが取れない不安」というものは、想像以上に大きなものになります。
自ずと結果は見えてくるでしょう。
また、日本ではインバウンドブームですが、外国人観光客が不満に思うことのひとつに「無視されているように感じる」というものがあります。
日本人はシャイな性格です。ですから無視しているつもりはなくても、話しかける勇気がありません。
日本語ならもう少し話しかけられるのかもしれませんが、相手はたいてい日本語の通じない外国人観光客です。
シャイであることと、日本語が通じないことによって日本人は外国人観光客に話しかけません。そのせいで、こちらにその気が無くても外国人にとっては「無視されている」ととられてしまうのです。
このように、英語が話せれば広がる世界が、話せないことによって世界が狭くなり、またビジネスチャンスも失ってしまうことになるのです。
英語学習は、自己投資として捉える
ここまで見てきたように、英語を話す事は自社ビジネスにおいて大変重要な要素だということがお分かりになったと思います。
あとは、行動するのみです。
「自己投資が重要」とはよく言われます。これは、自身の経験や知識、ノウハウを身につけることが将来的に渡って長期的な利益をもたらすからです。
さらに、スタッフの投資よりもトップ自らの投資は、将来に大きな効果を出すことも自明の理でしょう。
大人になっても継続して何らかの勉強をしている人というのは、この投資効果を知っています。趣味でやるのとはまた違いますから、その分真剣ですし、しっかりと「元を取ろう」という気持ちになります。
貴社ビジネスが拡大していったときに、「ああ、英語を話せてよかった」というシーンを自ら作るのか、「ああ、英語の勉強をしておけばよかった」というシーンを作るのかは、今のあなた次第だということです。
明確な目的と適切なステップが重要
とはいえ、なかなか英語が苦手という方には、ハードルが高いところもあるでしょう。
英語は話したいけど恥ずかしい
そもそもスクールに通う時間が取れない
いまさらやっても遅い気がする
いろいろな理由があると思います。しかし考えてみてください。これらは自分の気持ちひとつ、行動ひとつですべて消すことができるものばかりです。
厳しい言い方になりますが、できない理由はいくらでも挙げることができます。
今までも様々なトラブルや問題を乗り越えてきたはずです。それに比べたら大したことは無いかもしれません。
問題解決の手法は決まっています。
- 目的を明確にすること
- そこに到達するまでのステップを細分化すること
これができれば、あとは粛々と進めるだけです。
Be Confident では、一流のネイティブ講師がその道のりを一緒に考えます。あなたの英語のレベルに合わせ、目標設定をし、日々のレッスンに落とし込むことによってこれらのお悩みを解消することができるのです。
今日から始めますか?それとも5年後に後悔しますか?
残念ながら今日から英語の勉強を始めて、明日には英語がペラペラに話せるようにはなりません。
英語に限らず、語学は「継続」が重要です。定期的に「英語の脳」を作り、しっかりと定着させていくためには、継続学習は欠かせません。
「1カ月で英語をマスターできる」といった話は、翻訳や通訳などの言語サービスを提供している弊社から考えるとあり得ません。
今日からスタートすれば、(個人差はありますが)少なくとも5年後には話せることが増えているでしょうし、理解できることが増えているでしょう。
大切なのは、現状を未来のギャップを正確に理解して、それを埋める努力を毎日コツコツと継続することなのです。
今日から始めて少しずつでも英語が理解できる自分を作り上げるか、それとも5年後も今と変わらず自分でいるのか・・・
未来の選択は、現在のあなたが決定することができるのです。