9月25日まで開催していた EXPO 2005 愛・地球博に行って来ました。たまたま誘われていったのですが、見渡す限りの人で、少し疲れてしまいました。パビリオンも数多く見ることはできませんでしたが、環境、自然との共生、世界中の国のパビリオンの特色など、1日ではまわりきれないほどの会場の大きさで圧倒されました。
みなさんは行かれましたか?
http://www.expo2005.or.jp/jp/index.html
パンフレットやカタログを見ても多言語で記載されているので、「どこが翻訳したんだろう?」などと思ってしまうのは、悲しいかな、職業病のようです。
では、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
第 14 号の目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お知らせ
なぜ翻訳するのか?
ご意見をお聞かせ下さい
編集後記
■ お知らせ
今回から、メールマガジンの内容をリニューアルいたします。コラムを絞り、より深くお伝えする予定です。
■ お知らせ(その2)
予約システムを開始しました。
事前に翻訳のお仕事の開始時期がお分かりになる場合は、ぜひご連絡を下さい。予約して頂きますと、5 % のディスカウントをさせて頂きます。詳細は、以下をご覧下さい。
https://www.trivector.co.jp/yoyaku.html
■なぜ翻訳するのか?
みなさん、なぜ翻訳をするのか考えたことがあるかと思いますが、その答えはどういったものでしたでしょうか。この問いに対する答えを考えたいと思います。それはすなわち翻訳の必要性の本質に突き当たるからです。
外資系企業が日本のマーケットでビジネスを展開する際、もしくは、日本企業が海外に進出する際に、多くの会社が翻訳やローカリゼーションを行います。
なぜ翻訳するのでしょうか?
日本の場合を考えてみますと、それは、日本人は日本語が好きだから、ではないでしょうか。
(一概には言えませんが)英語でも通じないことはないけれど、日本語があればそちらを読みたいと思うのが日本人の心情だと思われます。これは、色々な方からお話をお伺いすると、共通していることで、実際にユーザの方からお話を伺っても、同じ答えが非常に多いのです。
すごく単純ですが、
日本人は日本語が読みたい
と思っている方が多いのだと言えます。だからこそ翻訳する必要があるのですね。
また戦略的側面から考えると、A 社と B 社が競合している場合、A 社のドキュメントは日本語に翻訳され、かたや B 社のドキュメントが原文のママだとすると、心理的な抵抗もなく手にとって読めるのは、A 社のドキュメントではないでしょうか。
私自身、もし全く同じ機能で同じ価格帯の製品があれば、日本語ドキュメントのある会社を選ぶと思います。ドキュメントだけではなく、製品(ソフトウェアなど)そのものも日本語になっている方が「抵抗が少ない」ですね。
競合他社に勝つため、という要素も大きいのですが、根本では、日本人は日本語を読みたいと思っています。ほとんど意識はしませんが、そういう一面があるのは事実です。
技術者や研究者の方の場合は、さほど気にしない方もいらっしゃると思いますが、もし手元に日本語版と他言語版があれば、日本語版を手に取るのではないでしょうか。
ただし、これらは翻訳の品質も重要であることをお忘れなく。「翻訳したら分かりにくくなってしまった」では、まったく逆効果になります。
どう感じますか?
上記のように、翻訳を必要経費として捉えるか、戦略的要素の 1 つとして捉えるかは会社ごとに異なるようです。
戦略的要素として翻訳やローカライズを行うにはどうしてゆくべきかについては、次回お伝えします。
●ご意見をお聞かせください
「つまらなかった」「面白かった」など簡単なコメントでも構いません。頂いたコメントを励みにしていきますので、お気軽にみなさんのご意見をお聞かせ下さい。
前回のメールマガジンにコメントを頂きました。ありがとうございます。
「展示会の効果的な開催は大事なテーマなので参考になりました.またどうぞよろしくお願いします.」
みなさんのお役に立てるような情報をできるだけお届けできたら、というスタンスで書かせて頂いておりますが、このようにコメントを頂けると嬉しい限りです。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。
●編集後記
今回からメールマガジンをシンプルに、より深く掘り下げてお伝えするように変更しました。翻訳というビジネスの本質をできる限りお伝えできたらと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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