トライベクトル メールマガジン バックナンバー Vol.15 なぜ翻訳するのか?へのコメント

メールマガジン バックナンバー Vol.15 なぜ翻訳するのか?へのコメント

あっという間に 10月も半ばになりました。「今年も残すところ・・・」という言葉が使われ始める時期ですね。

渋谷にいると、人々の服装が少しずつ変化していくのがわかります。やはり女性の方が分かりやすいですね。男性は、冬物のスーツか夏物のスーツかを判断するのは少し厳しいです。

季節の変わり目ですので、体調管理には充分お気をつけ下さい。

では、今回もよろしくお願いします。

第 15 号の目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

なぜ翻訳するのか?へのコメント
ご意見をお聞かせ下さい
編集後記

■ 今回は・・・

前回の「なぜ翻訳するのか?」ですが、予想以上に反響が大きく、皆さんから貴重なご意見をメールで頂きました。今回はそのコメントをご紹介させていただきたいと思います。3人の方のコメントをご紹介します。
少し長いですが、ぜひ目を通してみてください。(※掲載に関しては事前に了承を得ています。)

■ M さん(男性)のご意見

お世話になります。いつもメルマガを楽しく読んでいます。今回の内容で、

>日本人は日本語が読みたい

という部分ですが、私の経験ではそんな生易しいものではありません(笑)。
「日本人は日本語しか読めない」のです。
友人から言われた事があるのですが「日本で商売するならパンフレットや説明書は日本語なのが当たり前。英語の書類しかないのに日本人に買えとはどういうことだ」と。(この友人は TV 局のエンジニアです。)

米国で売っている日本製の家電製品や車に日本語の説明書しかついてない、ということはあり得ないと思います。ところが、米国企業が日本に製品を売る場合は日本語でなくても許されているわけです。

私も外資系企業での経験が長く、周りにいる人間も英語ができる人が多いので、何となく英語でも許されると思っているところがあります。最近は「ビジネスマンは英語ができなくてはならない」「英語ができないと
昇進もできない」という風潮もありますが、お客様への対応に関しては商売の原点に立てばこれは間違いだと思っています。

周りに英語のできる人間の比率が高いので気が付きにくいのですが今でも日本人の95%は英語でやっと挨拶ができるかどうか、という水準で、簡単な装置・製品の使い方でも英語で理解するのはほとんど不可能だと思います(近所のスーパーで買い物をしている人々を見て、この中に自分と同等レベルかそれ以上の英語力の人は何人いるだろう、と考えてみれば納得できるのではないかと思います)。

本当なら英語の説明書しかない製品は日本では全く売れないはずなのですが、「英語が出来ないとダメ」という最近の風潮と、それに甘え切っている米国企業という図式で何とか回っているのが現状ではないかと思います。

一層のこと全日本人が全く英語が読めない方が良かったのかもしれません。そうすれば米国企業も翻訳の重大さを思い知り、最初からそのコストは日本市場への入場料としてちゃんと予算化するはずだからです。今は翻訳しなくても何となく済んでしまう(その代わり使うユーザーや売る我々が大変な苦労を強いられるわけですが)。 困ったものだと思っています。

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■ M さん(女性)のご意見

> 技術者や研究者の方の場合は、さほど気にしない方もいらっしゃると思いますが、

これが気になったので、メールしてしまいました。実は、とっても気にしています。解析用機器を使用していますが、正直、せめてヘルプだけでも日本語であって欲しいと思います。同じ英文でも、ソフトのマニュアルよりも論文を読む時間が欲しいと思いますし、その機器ばっかりに時間を割けません。何かを購入するときには、代理店さんに「日本語付いてる?」と聞いてしまいますね。

最近はそうでもないのですが、以前(といってもすごーく昔です)はホチキス止めの薄い日本語版をぽいっと渡されるだけだったので、こんなに高価な機器だったのに!と思うこともしばしばありました。

そうするとなかなか使いこなせないので、新しい機器は違う会社のものを検討したくなります。

ユーザーはとってもとっても日本語版が欲しいんです!ということでした。

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■ K さんのご意見

→ 翻訳の価値について

普段「日本」を全く意識しない日本人が、オリンピックやワールドカップの際に熱狂的な応援/支持を日本チームに向ける、この現象に似ていると感じました。小難しい話で恐縮ながらナショナリズム(愛国心)の考え方が各国民の根底に潜んでいると思われます。郷土愛にも近いかもしれません。

この考え方は日本語の文章を好んで選ぶ日本人、と同じ範疇と考えています。単純に「日本語でなければ読めない」とは異なるナショナリズムの要素でしょうか。以上を念頭に置きビジネス戦略的要素を組み込むことで、顧客の心をつかむことができると信じております。

結論と致しましては、翻訳は恒久の価値を有するものですね。

※当然ながら職人の方々の技術が前提となりますが。

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いかがでしょうか?ご多忙の中、このように時間を割いていただき、コメントしていただけるのは私たちにとって、本当に嬉しい限りです。このようなお考えをお持ちの方が数多くいらっしゃるのですから、私たちは手を抜くことができません。むしろ、品質向上をし続ける必要があると再認識しました。

M さんを始め、3人の方、本当にありがとうございました。また貴重なご意見をお待ちしております。

●ご意見をお聞かせください

「つまらなかった」「面白かった」など簡単なコメントでも構いません。頂いたコメントを励みにしていきますので、お気軽にみなさんのご意見をお聞かせ下さい。

●編集後記

今回は、メールマガジンへの非常に参考になるコメントを多くいただき、その中から 3人の方のコメントをご紹介させて頂きました。私たちも改めて日本語の重要性を認識させて頂く事ができ、本当に感謝しております。

みなさんがお感じになったことやお考えのことがございましたらどうぞお気軽にメールでお返事下さい。

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