新年明けましておめでとうございます。
ついに始まりました 2006 年!今年はどんな年になるのでしょうか?巷では暗い話題も多かった昨年でしたが、今年はもっと明るいニュースが多くなるといいですね。
今年、弊社のテーマは、
『コストとしての翻訳ではなく、プロフィットとしての翻訳サービス』
で、新しいサービスを展開する予定です。
では、今回もよろしくお願いします。
第 20 号の目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
海外(本社)での日本語化は正しいのか?
最近翻訳の多い分野
ご意見をお聞かせ下さい
編集後記
●海外(本社)での日本語化は正しいのか?
今回は、このテーマについてお話したいと思います。
例えばアメリカに本社があり、ローカリゼーショングループが存在する場合、そこでドキュメントの翻訳や製品(ソフトウェア等)の翻訳を行います。日本支社では翻訳を行いません。
事実、このような展開をしている会社もあります。
私たちの今までの経験上、コスト面はともかく、品質という面ではご担当者様のご意見の中で、肯定的な意見というのはあまり聞いたことがないのです。具体的には以下のようなコメントでした。
「翻訳されたドキュメントを読んでも日本語になってない」
「どうしてもコスト重視になってしまい、日本語の質が悪い」
「本社側が日本語にすることの重要性自体を理解していないので、海外で行っている」
など様々です。
以前のトラベクマガジンで、「なぜ翻訳するのか?」に対して非常に多くの反響を頂きましたが、まさにこれも同じような問題ですね。
海外で翻訳することのメリットは、
・リソースやコストを一括で管理できる
ということでしょうか。英語をベースとした場合、ヨーロッパ言語への展開は比較的簡単そうですが、アジア言語(ダブルバイト圏)はヨーロッパ言語ほど簡単ではないというご意見を頂くことがあります。私たちは、特にその中でも日本語は「特殊な言語」として捉えています。それは、先日の「日本人は日本語ドキュメントが欲しい」という部分に裏付けられています。
これらを考慮すると、一番大きなデメリットは
・その国の特性まで考慮した上で、海外で翻訳することは非常に難しい
となりますね。
この点、どのようにお考えになりますか?
もちろん私たちは海外での翻訳を否定しているわけではありません。会社ごとの戦略がありますし、これでうまく行っている会社もあると思っています。
ですので「ウチはうまく行ってるよ」という方のご意見もお聞きしたいと考えておりますので、ぜひ教えてください。
●最近翻訳の多い分野は?
皆さんはサーベンス・オクスレー法をご存知でしょうか。SOX 法で検索すると色々と出てきますが、企業の内部統制に関する法律です。
「日本版 SOX 法」と呼ばれる法律が2008年以降に施行される見通しです。
http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/nc/gk102/
これに伴い、弊社でも SOX 法関連ドキュメントの翻訳が増えています。これに関する翻訳は、しっかりした経験と確実な知識が必須です。さらに IT 分野の知識までをも兼ね備えた翻訳者でなければ、正しい翻訳とは言えません。
この種の翻訳では、IT だけの知識、法律だけの知識、という形ではなく両分野の知識や経験をもった翻訳を必要とします。
皆さんの会社やご部署で、コーポレートガバナンスやコンプライアンス、SOX 法のような IT +法律分野の翻訳がございましたら、ぜひお声がけ下さい。
●ご意見をお聞かせください
「つまらなかった」「面白かった」など簡単なコメントでも構いません。頂いたコメントを励みにしていきますので、お気軽にみなさんのご意見をお聞かせ下さい。
また、「○○について教えて欲しい」「○○は他の方はどう考えているの?」などございましたら、お気軽にご連絡下さい。可能な限り、メールマガジン上でお伝えしていきたいと思います。
●編集後記
2006年がスタートしました。
今年はどんな出会い、どんな仕事が待っているのでしょうか。私たちも毎年毎年成長していけるようになりたいと思っています。弊社の成長を見守っていただいている方々に叱咤激励して頂けるのは、本当にありがたいことだと感じています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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