さて、あっという間に 2 月になりました。
無意識に過ごしていると時間ばかりが過ぎていってしまいます。時間は大切な資産です。有効に使いたいですね。
最近、巷では「不二家の隠蔽」「あるある大辞典」の偽装問題と立て続けに不祥事と言える問題が起きています。
SOX 法が施行される直前で、各企業ともコンプライアンスだ、法令順守だと言っている最中でしたので、非常に驚きました。
私は決して専門家ではないので偉そうなことは言えませんが両社ともにビジネスをする上で、いつの間にか「誰を相手にしているのか」 という視点からずれていってしまったのではないかと思います。
重要なのは批判ではなく、そこから「何を学ぶか」という点です。 改めて自分たちの気持ちを引き締め、「お客様」を中心に物事を考えていきたい と思う次第です。
では今回もよろしくお願いします。
第 46 号の目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オノマトペをご存知ですか?
お知らせ
ご意見をお聞かせ下さい
編集後記
●オノマトペをご存知ですか?
突然ですが「オノマトペ」という言葉をご存知でしょうか?
何となく聞いたことがあるという方、ウンウンとお分かりになる方もいらっしゃるかと思います。
では正解です。
オノマトペ(onomatopee)とは?
http://www.geocities.jp/balloon_rhetoric/example/onomatopoeia1.html
そう、つまり「擬音語や擬声語、擬態語」などのことですね。日本語は特に、この「オノマトペ」が非常に多いそうです。
確かに、普段の会話の中でもついつい使ってしまうことがありますよね。 (それで怒られることもしばしば・・・)
一方、翻訳では残念ながらこれらのオノマトペは基本的に使用できません。文章でこれらを使用すると、まったく曖昧になってしまうからです。
「OK ボタンをカチカチとダブルクリックしてください。」
確かに何となく通じますが、クリックする音がカチカチとは聞こえない人もいるでしょうし、誤解を与えるような翻訳は誤訳となる可能性もあるため、あまり良い翻訳とは言えません。
例えば、工場で使用している産業機械の取扱説明書の翻訳で、曖昧な訳語をあてたことによりもし事故が起きてしまったら大変です。 そういった曖昧さを残さないために原文に則って翻訳する。
つまり、「翻訳は原文に正確に」-これが大原則です。
もちろん、オノマトペがすべていけないということではありませんし、逆に原文に記載してあれば、翻訳しなければならないでしょう。 いずれにしてもこれらの擬音語や擬態語は、それに適した状況があり、 使い分けることが大切だということです。
以前、私の周りでは「サクサク」、「ざっくり」、「サクッと」という方がいらっしゃいました。何となく意味は分かるのですが、込み入っている仕事などでは具体的に伝えることが大切ではないかと思います。 自分が分かっていることが相手が理解しているとは限らないため、 できるだけ具体的に伝えなくてはいけないと思う次第です。
私自身も気を抜くと、「バタバタしてて・・・」と言ってしまうことがあります。あまり使わないように注意しているのですが、つい口走ってしまうことが あります。
みなさんの周りでも擬音語や擬態語が多く使用される方が いらっしゃるのではないでしょうか?
●お知らせ
弊社ホームページを更新しました。
いままではドキュメント別、分野別でメニューを構成していましたが、言語別メニューも追加しました。
マニュアルを翻訳したい、カタログを翻訳したい、といったご要望だけでなく英語の翻訳、中国語の翻訳、韓国語の翻訳という形でご覧いただけます。
もしよろしければご覧下さい。
●ご意見をお聞かせください
「つまらなかった」「面白かった」など簡単なコメントでも構いません。頂いたコメントを励みにしていきますので、お気軽にみなさんのご意見をお聞かせ下さい。
また、「○○について教えて欲しい」「○○は他の方はどう考えているの?」などございましたら、お気軽にご連絡下さい。可能な限り、メールマガジン上でお伝えしていきたいと思います。
●編集後記
先日、神社に祈願にいってきました。
我が家で毎年行くのは飯田橋にある東京大神宮です。
http://www.tokyodaijingu.or.jp/
東京大神宮は「東京のお伊勢さま」といわれている神社ですがここ数年、年始の初詣客が多く、参拝するのに 1 時間待ちといったことも あります。 (特に 20 代の若者が多くなっているようで、訳をきくと「恋愛成就」等で宣伝されて有名になっているようです。)
神社だけでなく、きちんと気持ちのスイッチを切り替えることができる場所が あるというのはとても大切なことだと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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