■SDL TRADOS(トラドス)とは何ですか?
■SDL TRADOS(トラドス)を使用したマニュアル翻訳の一般的なワークフロー
SDL TRADOS(トラドス)を使用したマニュアル翻訳の一般的なワークフローは、以下のようになります。
初回のマニュアル翻訳時
マニュアル翻訳のバージョンアップ時
■SDL TRADOS(トラドス)の解析アルゴリズム
SDL TRADOS(トラドス)では旧バージョンとの比較および解析が可能です。つまり、「旧バージョンと新バージョンとの間で、どの程度の改訂率があるのか」を数値(ワード数や文字数)で確認することができます。
例として以下のようなケースを考えてみます。
SDL TRADOS(トラドス)を使用して解析作業を行う場合、厳密には、Translation Memory 内のセグメント(文節)と実際の翻訳対象ファイルとの原文同士のマッチングになります。
SDL TRADOS(トラドス)の Translation Memory 内は、英語と日本語のペアになって格納されています。
この Translation Memory 内の原文(この場合は英文)と、実際の翻訳対象ファイル(英文)とのマッチングが行われます。これが SDL TRADOS(トラドス)の原文同士による比較です。
■SDL TRADOS(トラドス)による解析結果とその意味
SDL TRADOS(トラドス)による解析結果では、旧バージョンとの比較結果が、数値として表示されます。解析結果にある CSV ファイルや Log ファイル中には以下の項目が含まれます。
SDL TRADOS(トラドス)から生成される解析表の意味は以下のとおりです。*
No Match | 前回の訳文が流用できない、新規で翻訳する箇所 |
100% Match | 前回の英文とまったく同じであるため、訳文をそのまま流用する箇所 |
95-99% Match | 前回の英文とほとんど同じであるため、訳文を若干変更して流用する箇所 |
75-94% Match | 前回の英文と同じではないが、訳文を編集することで流用できる箇所 |
Repetitions | 繰り返し表現 |
※No Match は Full Rate と同義語です。
※実際の解析結果の項目は、詳細に分かれています。上記はご説明のために省略しております。
その他、マニュアル翻訳および SDL TRADOS(トラドス)についてご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。